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2010年6月16日 (水)

初体験、舟木一夫コンサート

あれは中学2年の時だった(と思う)、女学生の友のペンフレンド募集の欄に写真入りで出ていた。詳細は忘れたが、今度歌手デビューするなんのたれべえです、というような。それが舟木一夫だった。

郡山でコンサートというと「ここ」という文化センター近くに住み、近所の商店では当日券1000円というような割引券をよく見かけた。昨年、これで見ようとして、完売に負けた。

今年は是非見ようと、割引券などとケチなことを言わず、と思いつつも3ヶ月前から7000円の所5000円という広告を見つけ、一ヶ月前には二日間限定だが3000円のチラシが入り、またも当日券1000円に期待したくなったが、思い返して文化センターで十日ほど前に購入。予想に反して良い席が残っていた。どこで買ったらいい席が取れるか?というのは大いなる課題だったが、一つの答えが出た感じ。もう一列前だったら完璧な席だった。

当日券売り場もあった!!!

左隣がなかなか来ず、真っ正面なのに空席では・・・・というようなスキャンダルもありました・・・と気をもんでいるとようやっと登場、更に座席確認の係員も、オイラが入ってくる時立ちもせずの横着な三人組が移動を命じられる、といっても左に一席ずつずれただけだが。

肝心の歌は、声の出が悪いのか鼻声にしてしのいでいる感じが「老いたり」なのだろうか。

「高原のお嬢さん」で不覚にも泣いてしまった。知ってる歌で歌わなかったのは「涙の敗戦投手」ぐらいでほぼ網羅。内藤洋子の「白馬のルンナ」が競演した「その人は昔」から生まれたとは知らなかった。

こういうコンサートは初めてだったのでいろいろと珍しい光景も目撃。
開始直後に花束他のプレゼントの行列が続く。舞台にいくつも並んでいたベンチに次々と積み上げていく。律儀に花が客席を向くように花束の向きを変えている。オイラは早くやめないと歌が始まっちゃうとはらはらしたが、10年来の専属楽団、適当にイントロをのばすくらい造作もないのだろう、悠々と積み上げている。このプレゼントは第一部に当たる清秋か用のあたりで終わり、後は散発的に。

気になるのはプレゼントの中身。菓子だろうか、札束だろうか。

終演後出口の雑踏にいるとそこかしこにプレゼントらしい包みが見えた。ついに舞台まで駆け寄るタイミングを逃したのだろう。異様に見えたけれど開演直後に渡すのが失敗しないタイミングなのだ。

熱狂したのがサイン入りゴムボールのプレゼント。
なんの前触れもなく、歌の合間におもむろにラケットを手にした。え?これを手にどんな歌を歌うの?と思っているとボールをつかんで客席に向かってポーン。3階席まで届き客席がどよめいた。10個ぐらい打ったのだろうか。最上階までも届いた。オイラの前列の人が一つ手に入れた。そのボールを見るとサインが入っていた。

高校三年生を歌った後で、アカペラノーマイクで又高校三年生を歌い出した。だんだんに客席からも歌う声が上がってきた。盛り上がるというより度肝を抜かれた感じ。

昔は固いって感じだったけれど今はずいぶんとさばけちゃった。こういう風に変化していくんだね。

中高年「女性」のアイドルとか言われているが、ほぼ満席の会場、確かに女性は多いが男性も少なくはない、2:1の割合に見えた。その多くが中というより高齢。六十のオイラが若い方。歩行もおぼつかない人まで。座席を移動させられた人はその口。右隣は男性だった。定年後郡山に移り5年だそう。ピピィと音がするので見ると補聴器を入れていた。

こういう憬れのスターという存在は自分の中の位置づけが難しい。
同じ場所に立てないというか、畏れ多いとかいう気持ちが強い。見られたら自分が消滅する様な気がする。そのくせコンサートが始まると、こっちを見て、出来れば目線を釘付けに、と気持ちは変化する。そういう気持ちがあってもまだ、畏れ多い気持ちはなくならない。

帰りがけに夜の部の話をする声が聞こえた。どうも昼夜二回見る強者がいるらしい。

家に帰って、そうだ、当日券だ、千円の当日券があるのなら、もう一回だった思いついた。

こんな悔いは小さい方だ。一番の悔いは高校三年生の歌碑が駅前に建てられるという話を聞いて、もしかして本人が来るかもしれないねと思いつつすっかり忘れ、夕方のニュースでうつっているのを見た時だ。昼寝なんかしてないで外に出てれば良かった。

まあそんなわけで中学生の自分まで過去をさかのぼった約二時間でした。

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